果物・嗜好品に含まれるポリフェノールの機能性
近年、世界的に高齢化が進む中で、健康寿命の延伸が重要な課題となっています。加齢に伴う生活習慣病や認知機能の低下を予防し、より長く健康的に生活するためには、日々の食生活を通じた健康維持・増進が不可欠です。
本研究では、リンゴやモモをはじめとする果物や様々な農産物および、チョコレート、ワイン、コーヒー、お茶などの嗜好品に含まれるポリフェノールの含有量や特性を評価し、それらがもつ抗酸化能や健康機能との関連を明らかにすることで、農産物の高付加価値化や機能性食品の開発に貢献することを目指しています。特に、栽培品種や加工方法による成分の変化を解析し、食品の機能性を最大限に活かすための科学的根拠を提供することを目的としています。